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記録はこちら 常任委員会記録(平成27年) | 函館市

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(1)

午後3時04分開議

○委員長(日角 邦夫) それでは、ただいまから民生常任委員会を開会いたします。

まず、本日の議題の確認ですが、お手元に配付のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありま せんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(日角 邦夫) 異議がありませんので、そのように進めさせていただきます。

1 付託事件審査

委員長(日角 邦夫) それでは、1の付託事件審査、請願第3号 国民健康保険料の大幅な引き下げ を求める請願を議題といたします。

本件については国民健康保険制度に関する国の動向や他都市の状況を把握した上で審査することを確 認しておりました。これを踏まえ、請願審査の参考とするため、正副で資料を調製し、先日、各委員に お 配りさ せて いた だきま した。 なお、 お配 りした 資料 にある 道内 主要10 都市の うち 、平成 25年度 に保 険料軽減のため一般会計から繰り入れしている市は、札幌市、旭川市、帯広市、江別市の4市となって おります。

また、北原委員から消費税の増税に伴って国からどのような措置が本市に対し、行われるかのお話だ っ たかと 思い ます が、保 険者支 援制度 の拡 充で新 年度 におい ては、 3億 2,000万 円が措 置され、一 般会 計からの繰り入れと合わせて、国民健康保険料が1人当たり平均で5%引き下げられる予定となってお ります。

それでは、本件について各委員から何か御発言ありませんか。

○北原 善通委員 国民健康保険、8パーセント、消費税の絡みでね、やっぱり国から出るっていうのは 間違いないっていうこと、5月の繰り上げ充用は競輪も国保も恐らくないだろうと思いますので、私は やっぱりそれでよろしいのではないかと思いますね。大幅な引き上げ、大幅な引き上げって言ったって そうはいかないでしょう。(「引き下げ」の声あり)いやいや、引き下げってそうはならない、やっぱり。 請願については反対。

委員長(日角 邦夫) ほかに御発言ありませんか。市戸委員。

○市戸 ゆたか委員 済みません。資料提供していただいてありがとうございます。うちの紺谷議員の資 料を添付していただいてありがとうございます。それで、今日先ほど質問した時に、このモデルケース としていくら下がるのかというあたりで先ほど答弁いただいて、大幅ではないけれども、それでもすご い金額だというふうに私は思っております。それで、初めての引き下げ、一般会計の繰り入れというこ とでは非常に私は努力してくれているなというふうに思います。そういうのを踏まえましてですね、ぜ ひご請願のほうを考えたいなと、考えて皆さんいただきたいなと、私はこの請願に賛同したいと、これ に賛同したいというふうに思ってます。

委員長(日角 邦夫) ほかに御発言ありませんか。 (「なし」の声あり)

○委員長(日角 邦夫) ないようですので、発言を終結いたします。

(2)

これより本件に対する協議を行います。当委員会に付託された請願について、各会派の賛否をお伺い します。なお、継続審査を主張する場合には継続する理由についても、御発言願います。

また、議運申し合わせにより不採択の決定をした請願については、賛否の理由等に係る発言の記録を 請願者へ送付する扱いとなっており、この協議の場での発言を、送付する扱いとしたいと思いますので、 御配慮の上、発言いただくよう、よろしくお願いいたします。

それでは、市政クラブさん。

○工藤 恵美委員 何に当たるかわからないんですが、引き下げ、大幅ではないにしても引き下げになり ますので、国民健康保険料が引き下げになりますので、この請願を一旦、時期的なものもあり、一旦取 り下げてもらえればいいのかなって思うのですが。

○板倉 一幸委員 そしたらここで継続にしちゃうっていうこと。

○工藤 恵美委員 ここで取り下げ、継続を求める。

委員長(日角 邦夫) 取り下げを求めるということで、バツとかマルじゃなくて、継続ということ。

○北原 善通委員 継続もバツも同じなんだよな、体裁だけなんだよ。継続だって流れるしょ。

委員長(日角 邦夫) 次に民主・市民ネットさん。

○板倉 一幸委員 請願書に書かれておりますように、保険料の負担というのは確かに我々も感じており ます。先ほども、予算特別委員会での議論もあって、国民健康保険料、一般会計からの繰り入れをして、 5パーセント引き下げるとこういうことになる予定ですので、ここで求める「大幅な」っていう言葉が 妥当なのかどうなのかわかりませんが、引き下げを求めるという趣旨には予算上はなっていくと思いま すので、私どもはこの請願のある意味、意を達していると思いますので賛同できない、採択できないと いうふうに思います。

委員長(日角 邦夫) 賛同はできない。次に公明党さん。

○小林 芳幸委員 うちも同じくバツです。

委員長(日角 邦夫) 次に日本共産党さん。

○市戸 ゆたか委員 私どもは、紺谷議員と本間議員が請願の紹介議員になっています。それと私どもは 一貫して国民健康保険料、全道主要都市のうち、トップクラスの函館市の国民健康保険料は引き下げる べきだというふうに主張してきまして、この請願には賛同します。それと大幅かどうかという言葉はあ りますけども、引き下げを求めることに関しては賛同したいと思いますので、マルです。

委員長(日角 邦夫) 一通りお聞きをしました。市政クラブさん、はい。

○工藤 恵美委員 お聞きをしまして、私どもはこの請願、一旦予算で引き下げるということで見通しが 立ちましたので、この請願書は一通り終わったのではないかなと思って、バッテンという気持ちではな くて、そういう意味で継続で取り下げて、出した方がさらに下げてほしいんだっていうんであれば別で すけども、一旦下げていただければなという思いで先ほどの発言をいたしましたけども、そうではなく て、これはこれでまた引き続きっていうことであれば、一旦これはうちもバッテンにしたいと思います。

委員長(日角 邦夫) それでは、私から各会派の採決態度を確認いたします。私のほうからマルとバ ツでしか言いませんのでご承知おきください。市政クラブさんバツ、民主・市民ネットさんバツ、公明 党さんバツ、日本共産党さんマルということで確認願います。ここで何か御発言ございますか。

(3)

(「なし」の声あり)

委員長(日角 邦夫) ないようですので発言を終結し、これで協議を終了いたします。 ここで事務調整のため再開のめどを15時20分とし、暫時休憩いたします。

午後3時12分休憩

午後3時23分再開

○委員長(日角 邦夫) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

これより、請願第3号 国民健康保険料の大幅な引き下げを求める請願を採決いたします。本件は、 採択することに御異議ありませんか。

(「異議あり」、「異議なし」の声あり)

委員長(日角 邦夫) 異議がありますので、起立により採決いたします。 本件を、採択することに賛成の委員は、御起立願います。

(賛成者起立)

○委員長(日角 邦夫) 起立少数であります。したがって、本件は、不採択と決定いたしました。 お諮りいたします。委員長の報告文につきましては、委員長に一任願いたいと思います。これに御異 議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

委員長(日角 邦夫) 異議がありませんので、そのように決定いたしました。 以上をもちまして、本委員会に付託されました事件は、すべて議了いたしました。

2 調査事件

(1) 福祉コミュニティエリア整備基本構想(案)について

委員長(日角 邦夫)

・ 議題宣告

・ 本件に関しては、2月26日付けで資料が配付されている。正副委員長としては、本基本構想(案) について理事者の出席を求め、説明を受けた上で調査を行いたいと思うがいかがか。(異議なし)

・ それでは、理事者の出席を求める。

(保健福祉部 入室)

委員長(日角 邦夫)

・ それでは資料の説明をお願いする。

保健福祉部長(種田 貴司)

・ 資料説明:福祉コミュニティエリア整備基本構想(案)について(平成27年2月26日付 保健福祉 部調製)

委員長(日角 邦夫)

・ お聞きのとおりだ。ただいまの説明を含め、本件について各委員から何か御発言あるか。佐古委員。

○佐古 一夫委員

(4)

・ 実施のイメージをお聞きしたいけれども、今の説明の中で、有力なディベロッパーが、全体を一括 開発すると。しかし、それは医療関係だとか、福祉関係だとかとタイアップして複数のディベロッパ ーがいくつか、もしあるとすれば選定していくと。こう今聞き取ったけれども、医療関係のみ、ある いは福祉関係のみの人が、ここに計画案はその部分の案は入っているから、そこだけをやりたいとい うことはちょっと行政のイメージとは違うと解釈していいか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 佐古委員のお見込みのとおりだ。そこだけ、つまみ食いみたいなのはだめだと。その際はディベロ ッパーと連携して、グループで応募してくださいと。その中で総合評価をしていきたいと考えている。

○佐古 一夫委員

・ そうするとやっぱり、これ相当な規模のものだから、単独ではまずはできないと、あくまでも一体 だということだ。そうなると、一体の中には地元の医療機関があったり、福祉関係があるかもしれな いと。これは全国、全部何かの形で地元がどうだとかそういうことは言わないでとにかくグループを つくって構想を持ってきてくれと、こういうイメージなのか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ そのとおりだ。広く日本全国から、事業者を募集したいと考えているけれども、地元の事業者も参 画できるようなことが今、想定されて、考えていきたいと思っている。

○佐古 一夫委員

・ 私もちょっとまだこれに関して勉強不足で恐縮だが、土地を市が平米1万円で売った場合とか、2 種類の想定、今、ここに出ている。全体をグループを組んで、提案してくれということであれば、提 案する側とすれば、土地代、どのぐらいの費用というのは出てはいない。そうするとこれ相当難しい シミュレーションをクリアしてこないと、なかなか自主的に市のほうに提案するというのは非常に難 しい。そうなると、もちろんそうするのだろうけれど、今段階では、どこかの方がこの計画をこうい うふうにしてやってくんだという計画のもとだ。これは、その方たちがつくった――つくったという か、もちろん行政が最終的にはそれでいくぞとなったと思うけれど、そういう案とこれ受けとめてい いか。これの素案をつくるのを何か頼んだのだろう。

保健福祉部長(種田 貴司)

・ まず、総事業費というか、全体でどのぐらいの事業規模のものを想定しているのかとなると、開発 事業者に対する土地の売却価格は、平成27年度の不動産鑑定を行わなければ正確なところは何とも言 いがたいわけだけれども、仮に最低平米1万円を下回ることはないだろうと、それから、高くても1 万4,000円ぐらいかということでここに1万円と1万4,000円の数字を掲げている。仮に1万円とする と6.4 8ヘク タール ある から、 土地代 だけで 6億 円だ 。1万 4,000 円とい うと、土 地代が9億円だ 。そ れプラス、購入された開発事業者の方々は市道部分は市が整備するけれども、そこの区画内の道路だ とか、土地の造成等、上下水道等の敷設もあるから、やはり何億円かのお金を投資しなければ使える ところまではいかないということになる。その上でグループを組まれたところの医療法人なり、社会 福祉法人なり、いろいろなグループ、ハウスメーカーもあるかもしれないし、そういったところがこ の土地を有効に活用していただくということになるから、やっぱりかなりの事業規模、投資の事業に

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なると思っている。まず考え方を去年3月にお示ししたわけだけれども、考え方のときには行政とし て一方的にこういったふうにできないかとまとめさせていただいて、そのときにはできることならば、 一括して購入してくれるところがあればいいとか、インフラ整備、幹線の道路、下水道についても、 市がやるよりは民間事業者がやっていただいたほうが安く済むとかいう一方的な思いで考え方をつく らせていただいて、今年度基本構想の策定に当たっては、業務も一部委託をさせていただく中で、民 間事業者あるいは市民の方々の意向をお聞きして、民間事業者も中間報告の時点では全国的な復興の 問題とか、オリンピックの関係でなかなか地方都市に手を出すというところがなさそうだということ で、ちょっと控えめな中間報告をさせていただいていたが、その後、いくつかの民間事業者の方々が チームというのか、グループというのか、連携体、そういったチームで手がけてみるという興味を示 していただいているところが出てきたものだから、しかもその場合には、幹線となる道路、下水道の インフラ整備については行政でやっていただきたいと、やはり民間でやることももちろんできるけれ ども、市道部分については行政でやっていただきたいという声が多かったから、そういった声を踏ま えて、今回の基本構想にまとめさせていただいた。もちろん土地の価格にもよるけれども、この地域 を福祉コミュニティとして整備していくことに興味を示している全国的な規模の事業者もあって、た だ 私 ど も せ っ か く 函 館 で や る か ら に は 地 元 の 事 業 者 の 参 画 も 図 る 必 要 が あ る だ ろ う と 考 え て い る の で、少なくともその連携体の中には、地元の事業者も参画する形の連携体を形成していただければと 今時点では思っている。ただ今後、平成27年度に入ってから、そういった興味を示しているところに エントリーをいただいて、そこの方々とより詳細に事業の条件を、こういったことならどうだろうと いうようなことを詰めていく中で、公募条件をまとめて、できれば年内大分遅い時期、12月とかにな ると思うけれども、公募を始めていきたいと考えたところだ。

○佐古 一夫委員

・ これで大分見えてきた。これがちょっと見えなかったから、どうなのって聞かれてもなかなか答え づらかったが、今の部長、課長の答弁を総合すれば方針はおおむね決まったという状況だ。そうする と、やる集合体がどういう形でまとめられるかということ、もちろん土地を基本的に手当てするとこ ろが中心になって、医療とか福祉とかを引っ張ってくるというようなイメージで今見てるけれども、 いずれにしても共同体のようなもので応募してほしいということだ。わかった。以上だ。

委員長(日角 邦夫)

・ ほかに御発言あるか。斉藤委員。

○斉藤 佐知子委員

・ いま一つわからないところもある。39ページの今後のスケジュールで、先ほど事前エントリー制を 導入するという話だった。そのエントリーした事業者とヒアリングを重ねて、公募条件を整理して、 開発事業者の公募、選定を行うとなっているけれど、そのエントリーした事業者が複数あったら、そ の複数とおのおのヒアリングして公募条件を整理するのか。(「はい」の声あり)そうなのか。そうな ったときに、おのおのの業者とその公募条件を整理していったら、既にそのときに決まるのではない か、その中からさらに一つの業者に決めていくというのはどんなふうになっていくのか、ちょっとそ の辺が、皆さんと事前に打合せとかいろいろヒアリングするわけだ。そういう中でさらにその公募条

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件を整理して公募選定というのは、例えば、選定委員会とか、そういうのを開いてそこからよく指定 管理者の選定みたいにというか、そんな感じで決まっていくということか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 事前エントリー制の手法については、首都圏の自治体のほうでは既に広く行われていて、私ども東 京に行ったときに、いいものだということでアイデアをもらってきた。最近では函館においても、旧 ロシア領事館で、名前はちょっと違うが、サウンディング市場調査という形で、事前に売買するだと か、やるときに役所が高い条件設定をすると、追いつかないもので、最終的に手を挙げる人がいなく なると、実現が不可能になることがあるから、事前に興味を示した事業者の意見をいただいて、下げ るところは下げるし、上げるところは上げるということをやっていきたいと思っている。選定委員会 のほうも、外部有識者を含めた中での選定委員会を組織してやっていきたいと考えている。

○斉藤 佐知子委員

・ わかった。16ページ、計画地の設定のことで、複数の民間事業者からもうちょっと隣接する土地に ついても活用したいという意向があって、何とか事業者を公募するまでに、この近くの高専とか、市 有地の教職員住宅も処分方法の協議を進めますとあるけれど、エントリーしてくる開発事業者が皆、 この隣接する土地も使いたいと言っているということで、土地は前より広くなるわけだが、もう既に この広い土地でやっていくということはほぼ決定ということで進めるということか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ いろいろな事業者と話し合いを進めていくと、どうしても大きいサイズの生活利便施設、スーパー が必要だということがわかった。そこで拡大するところがないとすれば、我々がここの色を全部変え るということは考えておらず、放射4号線の沿道について、一部用途を緩和していくような考えを持 っている。そうした場合、放射4号線の沿道から大体何メーターというところまでしか、沿道だから、 何十メーターというところまでしか、スーパーが建てられないということになると、そんなに大きな サイズのスーパーはできないだろうと。ちょっと小さいという意見が一番多くて、高専の住宅敷地も 拡大することによって、17ページを御覧いただければわかると思うが、ここの沿道沿いも生活利便施 設が建てられるようになるということで進めてまいりたいと、そうすると例えば食品スーパーとドラ ッグストアができるとかということで、一層効率的な整備が整うのではないだろうかということで進 めさせていただいている。

○斉藤 佐知子委員

・ わかった。それともう1点、先ほど桐澤参事から、第6期介護保険事業計画の位置づけでこのコミ ュニ ティ エリ アに2 23人の 定員の 施設6 か所 を優 先する ことに してい るとい う話 だっ た。そ れがも し 余ったら、ほかの地域にもとおっしゃっていたが、34ページの段階的整備で、第6期函館市介護保険 事業計画は先行してインフラ整備している山の手日吉通り沿いから、段階的にエリアを整備すること も考えられるとなっている。やはりこの第6期の優先の整備数は先行して山の手からどんどんできる ということにならないだろうか。

保健福祉部長(種田 貴司)

・ 19ペ ージ で、22 3床を 優先的 に福 祉コミ ュニテ ィにと 書い てあ る。34ページに 書いてあるのは 、そ

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の223床をまず基本は福祉コミュニティで優先しますと言っている。223床を段階的に整備することが あり得るので、第6期の計画では全部で328床新規整備し、そのうちの223床を福祉コミュニティにだ から 、残り 105床 につい ては、 まず はほか の地 域で平 成27年 度か らでも 早々に 始め るとい うこと だか ら、 段階 的な という 意味が 223床 を福祉 コミ ュニ ティで 段階的 に進め るとい う意 味― ―質問 の意味 が 違ったか。

○斉藤 佐知子委員

・ 私が思ったのは、今は全体的に一体化して購入してもらうという方向で進めてると言っていた。だ けれども、そこが今これから事前エントリー制でいろいろな整理をしていくのだろうと思うが、そう いう話の中で、さらに一体化の前にこの第6期のここを先行して整備していくのかという意味で聞い た。それはないということか。

保健福祉部長(種田 貴司)

・ 一体で整備する中でも一気にこの6ヘクタールに建物が建つということではないわけだから、それ は徐 々に 進ん でいく 中で、 この 223床が 活用 され るかど うかと 。ただ この介 護保 険事 業計画 が御承 知 のと おり、 平成 27、28 、29年 の3カ 年の計 画だ から、 平成 27、 28、 29年 の間で、この223床を全 部使 い切れなければ、3年間の間でこれだけのベッドが必要だということで介護保険事業計画つくってい るわけだから、ほかの地域でつくることになる。だから、今度第7期になれば、また別な話になって くる わけ だけ れども 、第6 期の 計画期 間中 は福祉 コミュ ニティ に22 3床を優 先す るけ れども 、3か 年 にできそうもなければ、ほかの地域につくらせてもらうと、こういうことだ。

○斉藤 佐知子委員

・ わかった。最後に、このコミュニティエリアについて、去年の12月13日にシンポジウムを大学で開 催した。私も選挙前だったが、どういうものかと思い、参加してきた。シェア金沢の講演が大変わか りやすくて、理想的というか、スライドも見せていただいて、ほんとに素晴らしいと関心した。ぜひ、 全く同じとは言わないが、ぜひ多くのコミュニティでしっかりと、お子さんから高齢の方、いろいろ な方が本当にみんなで住めるコミュニティエリアになれるように、ぜひ函館市も頑張っていただけれ ばと思っている。終わる。

委員長(日角 邦夫)

・ ほかに御発言あるか。北原委員。

○北原 善通委員

・ 38ページ、事業の趣旨、見通しというところで、土地の売却とかそういう関係があるので、参考ま でに申し上げておく。昭和58年に、全国の基準が出た。その時は、予算のつくり方は一人に20万円を 掛けて、力のある市長の場合はそれに一割を足すと予算が出た、一般会計が出た。だから当時は30万 人で すから 、60 0億円。 一割で すか ら660億 円。 経験の ない 市長だ けれど も、 660億円組んだ。こ こで いろいろな問題が出た。だからやはりそういう基準はあった。それから坪単価の出し方は、人口1人 1円の坪単価で決まった。30万人だから、坪単価30万円という、大ざっぱな分け方だけれども。だか ら全国的に、坪に人口を掛けた。函館だけが30万円いかないようなあれあった。ところが人口だから、 どんどん減ってきている。完全にデフレ。デフレは何ぼ引き上げようと思っても、今、アベノミクス

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でやってても、人口にはどうしても引っ張られるということだ。だから今、ここに単価出しているけ ども、毎年坪単価下がってる。人口減れば下がるに決まっている、大体。その辺を、ちゃんとつかん でいなければ――昭和58年というと32年前だ、今から。坪単価でもなんでも、鑑定士が――まあ若い だろうから。その辺もよく相談しながら決めなければ事業に失敗することもあるから、ちゃんと心得 て行ったほうがいいと思う。一応当時経てきた人間だから、私は。それで申し上げておく。今だった ら、一人に50万円以上掛けなければ、1,386億7,000万円の一般会計でない、そういうことだ。

委員長(日角 邦夫)

・ ほかに御発言は。板倉委員。

○板倉 一幸委員

・ 先ほど、事前エントリー制の話があったけれども、この間も公共建築物の入札、応札で、応札がな く、延びたりしたことがあったので、そういう意味では事前エントリー制を導入することによって、 そういったことも少し解決できるのではないかと思う。それは、今からどうだということはもちろん おっしゃることはできないと思うけれども、一定程度この事業に参加というか、事業を手掛けていき たいという見通しが持てるということで、こういった事前エントリー制度でやっていこうという考え になっているのか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 板倉委員おっしゃるとおり、一体開発をしようとする興味ある複数の事業体が現れてきたというこ とで、一定程度話し合いによって、これから条件を整理していけば、実現の可能性は高くなるんだろ うと。引き続き、そういう方々にエントリーしていただくとともに、新たにやりたいというところが 出れば、その人にも御参加いただいてヒアリングを重ねてまいりたい。さらには公募の際に事前エン トリーに入っていなくても、手を挙げることは大丈夫だということでやってまいりたいと思っている。

○板倉 一幸委員

・ 私が心配しているのは、事前エントリーでエントリーしてくる事業者が一社だったらどうしようと。 要は一社の相手と市が協議してやるということは、ある意味競争入札に反することになるから、ちょ っとそこのところが心配だったが、今のところ複数あるということのようだから、ほかの事例でも、 入札、応札、落札できるだろうと思ってたら、急に事業者が下りてしまったなんていうようなことが あって、入札が延期されたということがあったから、そういうことがないように――ないようにして くれと言っても、そのときの事業者の考えがあるけれども、ぜひお願いしたいと思う。そのことはわ かった。

・ 先ほどの予算特別委員会でも少し申し上げたが、これまでは例えば介護施設でも、高齢者向けの施 設でも、事業者が自主的に計画を立てて、建築をしてやっていくと。それに対する例えば、福祉施設 側が補助金を出すようなことでやってきたけれども、今回は福祉コミュニティエリアということでエ リア全体を、市も一定の投資をして整備することになるわけだけれども、従来は、ベッド数は保健福 祉計画でつくるけれども、事業者はそれぞれ自分の考えで、一定程度どういうものをやっていくかを 考えてきたが、今回の福祉コミュニティをすることの市としてのメリットはどういうことなのか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

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・ 人口が少なくなってきている。そして隣近所の希薄化などで、支え合いがなくなってきており、地 域福祉を大切にしていかなきゃならないと、さらにはそれを実現するためには住み慣れた地域で住ま いや医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムも求められている。そ ういう中で市としては、子供からお年寄りまで障がいの有無にかかわらず、安心して快適に住み続け られる住まいを初め、在宅の方々を支援するサービス、それから在宅ができない方のための施設を整 備して、コミュニティをつくっていく。それで、地域福祉を実践し、地域包括ケアシステムを構築す るモデル的なエリアを目的に進めてまいりたいと考えている。

○板倉 一幸委員

・ それ で、 先ほど も介 護保険 事業計 画にお ける 位置 づけの 話があ ったけ れど も、3 28床のうち、 計画 では 223床 をこ の福 祉コミ ュニテ ィエリ アに 配置 したい という 話だっ た。し かし 、実 際にや ってみ て 充足できなければ、残った分は他の地域でもやるとおっしゃっていたわけだけれども、現在の状況か ら判 断し て、 十分そ れは可 能だ と思え るか 。例え ば223 床を予 定して いたけ ども 、実 際には そこま で いかない、半分ということはないだろうけれども、3分の2とか、そういうようなことになったとき に、その残りは他に行くからいいが、福祉コミュニティエリアとしての機能が損なわれるとか、ある いはそこに求められている期待に応えきれないような状況になるといった懸念はないのか。

保健福祉部長(種田 貴司)

・ 福祉 コミ ュニテ ィエ リアに 限定的 に考え たと きに は、22 3床が 必ずし も必要 だとは 正直思って いな いところだ。前の委員会でも、どのくらい想定しているのかという話があったときに、およそ第6期 計画の半分ぐらいはという話をさせていただいたかと思うけれども、やはりこの事業を進めるに当た って一定程度、インセンティブも開発事業者のほうに持っていただくことも必要だということで、枠 として223床を用意させていただいたつもりであり、必ずしも223床がこの地域に必要だということで の223床の設定ではない。

○板倉 一幸委員

・ その考えについてはわかった。ところで、このエリアの形成について、北海道自体は何らかの関与 あるいは何らかの考えはないのか。支援あるいは関与していくとか、何かそんなようなことはないの か。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 北海道としては直接かかわりはないが、土地の所有者として、一部右上のほうに道有地があるし、 左下には残存するけれども函工の教職員住宅が残るということで、間接的に今後お付き合いはさせて いただくことになる。それと渡島も、全然興味がないわけではなくて、総選挙の前日にシンポジウム を開催して、渡島の職員も関心を寄せて参加していただいたし、また介護施設を建てる際には補助金 が入る。広域型の特養については市費だが、それ以外の地域密着型の特養、あるいはそのグループホ ームに対しては道経由の補助金が入ってくるので、間接的な関与はあるかと思っている。

○板倉 一幸委員

・ 道に関与されるのがいいのかどうかは、いろいろあると私も思う。ただ、福祉に先進的な都道府県 というか、そういうところを見ていると結構県でエリアを形成したり、施設を例えばつくったりとい

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うことを積極的にやられている県もあるわけだ。どうも北海道は、そういう意味では地方の都市にそ ういったものを積極的にやっていく姿勢が足りないのではないかと私は思うが、しかしそういう意味 での県の関与というか、そういうものがあれば、やっぱり、一つ事業の核になっていくこともあり得 るのかという考えがあり、少しその辺についてお聞きした。

・ 道路については経費、公共事業費としてついているが、それ以外を含めて、市としての投資という か、事業費というか、そういうものも考えているのか。総体としてどのぐらいになるのか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 38ページのほうに、放射4号線、それと計画地内市道ということで表記させていただいている。こ のなかには、道路の路面整備と上水道の整備と下水道の整備がそれぞれ含まれている。なお、このほ かには、なお書きで表記している多世代交流施設を今考えてるけれども、これには、まず民間整備を 前提としつつ、市が整備することも視野に入れるという表現をさせていただいている状態なので、こ の分はまた新たにかかるかもしれないけれども、このなかには含まれていない。

委員長(日角 邦夫)

・ ほかに御発言あるか。小林委員。

○小林 芳幸委員

・ 全体の施設は多分うまくいくと思うが、半分ぐらい占めて、残りの敷地の利用はどのように考えて いるのか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 介護施設以外の残りの土地利用について、まず、いつかの民生常任委員会だと思うけれども、その 場で私のほうから説明したが、まず前提は住まいだと。住まいがあって、初めて地域包括ケアシステ ムとか、地域福祉が実践できるということで、まずは住まいがなければならない。で、医療施設があ って、介護施設があって、生活利便施設が想定される。望まれる機能として、基本構想にも23ページ に例示をさせていただいている。だから、図の一番上のほうには住まい機能として、一戸住宅、ある いは賃貸住宅、集合住宅等々、住まいに分類される機能を載せている。それ以外に多世代交流施設以 降、花園・菜園から、下のほうに行くと診療所だとか、介護サービス、あるいは障がいサービス、健 康づくりとか、商業施設、こういうものができてくるのかとイメージしている。

○小林 芳幸委員

・ 敷地の割合的には半分ぐらいはそういう住宅になるのか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ その辺のところはやっぱり、提案される民間事業者の提案内容にもよるところが大きいけれども、 多分 小林 委員 お見込 みのと おり 半分く らい になる のでは ないだ ろう かと 。マッ クスで 223床 の介護 施 設が建って、スーパー2つ建って、診療所もできたと。まだまだそれでもスペースあるので、おおよ そ100戸から150戸の戸建てができるスペースはあるのではなかろうかと想定している。

○小林 芳幸委員

・ 戸建てに限らない。その事業者によって、事業者も商売なので、造成費だとか、さまざまな部分で 区画をふやせばふやすほど、利益とかも出るのだろうけれども、その辺は事業者に任せるような感じ

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で、市としては例えば、前に聞いた話は住む方もしっかりボランティアをやっていただくだとか、そ こまで縛って住んでいただくようなイメージで今もいるのか、ちょっとお聞きする。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ なかなか法的に縛りを入れるのは難しいだろうということで考えたのが、35ページに記載している ソフト展開。この辺をうまく提案いただいて、こういうことを積極的に参加していただくということ と、開発事業者もそれに積極的に関与して資源を投入していただくということが求められていると。 開発事業者が、ただ単に建物を建てるだけじゃなくて、こういう仕組みづくりを提案いただいて、総 合評価という形のなかで整理していきたいと考えている。

○小林 芳幸委員

・ 普通の造成地でも協定というか、草むしりとか、町内会には入ろうとか、さまざまな協定がある中 で全ての人が守ってるかというと、また別の話だが、石川稜北とか、石川中央の造成も今やって、生 協だとかあるけれども、あそこも生協があって、施設があったりとか、病院があったり、裏に住宅が 建ってるような、あんなイメージで終わるのではないかなと、私心配してるけれども、その辺はきち っと話し合いができるのか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 再三申し上げるけれども、提案の内容を評価していく中で、提案の前の段階で、いろいろなエント リー制度でも話し合いを持っていく中で、こういうのにしたほうがいいとか、こういうのにしたいか らこうしてくれだとかリクエストも聞きながら整理していき、最終的に選定して、いいものを選んで いくことを今想定している。

○小林 芳幸委員

・ いいものを提案しても、それができるかどうかもまた心配なところだが、同時に石川稜北もスター トする予定もあると思うけれども、これには思い切った土地代のインセンティブも書いてあるけれど も、そういう民間の造成地との、戸建てであれば土地代の整合性だとか、その辺も市としては考えて いるのか。

保健福祉部長(種田 貴司)

・ 確かに今、稜北の事業との進み具合もあるので、その辺は、売却価格、評価額によるとはいえ、そ ういったこともにらみながら、売却価格を決定していく必要があるだろうと思うし、こっちが進んで、 こっちが進まないだとか、どっちがどっちというようなことではなくて、双方をにらみながら単価を 設定していく必要があるだろうと思っている。

○小林 芳幸委員

・ ここはコミュニティなんで、普通の造成地と違う付加価値をしっかりつけてもらいたいと思う。例 えば電柱をなくすとか、散歩のできるような遊歩道をつくるだとか、ほかにはないような付加価値を つけてやらないと、同じ価格だとか普通に合わせると難しい場所ではないかと思うので、例えば住宅、 50年後とか60年後を見据えて、建替えの時期をうまくできるような制度をのせるとか、さまざまそう いう付加価値をつけて事業者とも打合せを進めてもらいたいと思うので、よろしくお願いする。以上 だ。

(12)

委員長(日角 邦夫)

・ ほかに御発言あるか。市戸委員。

○市戸 ゆたか委員

・ 一つだけお聞きしたいが、私が一番心配しているのは一帯を開発事業者が買うと、そしてそこにき っといろいろな区画でこういう場所にいろいろなもの建てましょうという提案がされるのではないか と思うが、望ましい機能の施設が本当にそこに建設できるのかということと、建設したはいいけれど、 運営できるのかということを非常に心配してる。今の介護報酬の引き下げで、現状でも大変だという 声が上がっていて、あと2年後、3年後でそこら辺の担保はあるのかということと、もしそこに建て たとしても、例えば介護職員がいなくて、利用できないようなことがあったならば、そこはどう行政 として対応していくのかが心配だが、どう考えているか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 介護 施設 をつく ると 、待機 者が現 に、3 00人を 超えて いら っし ゃる。 そうい うなか で、函館市 全体 で328床の整備を進めて、うち223床をこの地域に優先するということだから、まずは待機者がいらっ しゃるということで整備は進めて、どこの地域であっても進めていかなければならないんだろうと思 っている。また人材についても、確かに人材確保という部分については民間事業者も言っている。し かしながら、今ここの整備を進めていく事業者のお話を聞くと、人材確保も全て含み我々はやってい くんだと、さらには日吉に人材確保のステーション、足場をつくりたいと、学校でもいいし、そうい うのもやっていくんだと、そういうふうな意欲的な方もいるので、その辺も十分含みながら、提案を 待っているところだ。

○市戸 ゆたか委員

・ わかった。

委員長(日角 邦夫)

・ 工藤委員。

○工藤 恵美委員

・ 聞きたいことはおよそ皆さんの質疑でわかったが、シンポジウムは参加していないが、ワークショ ップには参加させていただいて、大学生、教育大生とか、函大生とかと一緒にどんなまちづくりが望 ましいかということで参加してきたが、参加してこの基本構想を改めて見ると、福祉コミュニティエ リアの重要なところというのが、ほかの開発行為された土地と違って、福祉コミュニティが最も重要 なのかと私も思っている。36ページのコミュニティカフェ、配食サービスがあるが、ここのことで聞 きたいのは、38ページのなお書きのところだ。これは、市でやるか、事業者がやるかまだ決めてない とおっしゃってたような気がするが、それだけここが重要だと、事業者ができなければ市がやるとい う意味か、まずそこをちょっと聞かせほしい。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 多世代交流施設なるものは、福祉コミュニティエリアの中核施設という位置づけで捉まえているの で、整備は絶対必要だろうと考えているけれども、例えばA社はこういうソフト事業を盛りだくさん やって、自分のところで多世代交流施設もつくると。B社はソフト事業はてんこ盛りだけれども、そ

(13)

ういう施設は市で用意してくださいと、各社いろいろさまざまになってくると思う。そのときまでに 一定程度整理していく中で、市でやるか民間事業者でやるかを整理してまいりたいと考えている。

○工藤 恵美委員

・ これから話し合いの中でそれは決めていくけれども、これは必ずこの地域には必要だと、必ずつく るんだというところか。わかった。(「名前は違うかもしれない」の声あり)コミュニティカフェにな るか、まずは多世代交流施設だ。私が想像するのは函館で成功している末広町にあるまちづくり交流 センター、ああいうようなものの福祉版かと思ってはいるが、勝手に想像させていただく。

・ それから、17ページの地図だが、塗り潰している市有地、教職員住宅の跡地と、先ほど言っていた 道が持っている高専住宅敷地、ここは道と話し合いをして使えるようになる。それから右上の道営住 宅の跡地もこれも使えるようになる。しかし、道教職員住宅計画地が対象外で真ん中の部分だけが使 えないということは、図面からしても、土地利用からしても非常におかしな状態になるんではないか と思うが、ここ絶対に話し合いで使えるようにするべきだと思うがいかがか。それと、放射4号線の 民有地対象外とあるが、ここは角で、私ここの道路よく通るところだが、ここも含めて私たちは整備 されるものだと思っていたが、ここがどうして対象外になって使えないのかと、それから、放射4号 線、現在整備中の道路だが、これは今現在の幅か、それとも拡幅する幅を想定してやっているのか、 ちょっとそこ確認したい。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ まず高専の住宅敷地だが、これは北海道は全然関係なく、独立行政法人国立高等専門学校機構と話 をさせていただいているところだ。道の教職員住宅跡地については、札幌の道教委に行き、お話を伺 ったところ、函館市内では一番新しい道職員教職員住宅だということで、全く売却の意向がないとい うことで、もし強制的に立ち退いてくださいという話になると、建物買ったり、保証したり、いろい ろなコストが高まるから、ここについては対象外とさせていただいた。次に民有地については欲しい とは思いながらも、相続関係が非常に複雑で、やっぱり買収するには相当の期間がかかるだろうとい うことで、まだ今のところは計画対象外とさせていただいている。最後に、放射4号線のサイズだが、 拡幅後、現道は下のほうに載っているけれども、拡幅後は31メーター道路になると想定されている。

○工藤 恵美委員

・ 説明はわかったが、やっぱり、どういうふうに道路に面しているのか、道路がここにつくられるの か、出入りできるようになるのかも含めて、やっぱりきちんと整理されたほうがいいのではないかと 思うので、そこも事業者と話し合っていただきたいと、ヒアリングしていただきたいと思っている。

・ それからあと心配なのが、交通の面だが、北高もなくなり、バスの便数が減ったりしているし、決 して交通の便のいいところではないが、さらに施設や病院やいろいろなものがくるとなると、自家用 車ではなくてやっぱり公共交通が必要となるので、この基本構想にうたっているだけでなくて、ここ に町ができたときには交通の便をよくするということを、きちんとバス事業者、公共交通事業者と、 担保を取るというか、話し合っていただきたいと思うが、どうか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ 12ページの「(イ) 公共交通」に、現在の周辺環境を記載させていただいている。函バスの日吉営

(14)

業所 があ るの で、一 日約2 50便の バスが 入っ てい る。こ れらの バスの 誘導も 考え られ ないわ けでは な いけれども、市民アンケート調査でも日吉の方々は市内の他の地域よりバスの利便はよいというアン ケートもいただいているので、こういうのはどんどんどんどん活用していきたいと考えている。

○工藤 恵美委員

・ 終わる。

委員長(日角 邦夫)

・ 池亀委員。

○池亀 睦子委員

・ 答弁はいい、もし答えられたら。一つはよくここまでこの短期間で基本構想策定ができたなという 感想を持った。そこで、ともに支える地域コミュニティを形成する、また、地域包括ケアシステムの 構築のモデル的なエリアと、この辺うたってあるけれど、13ページに町会館をつくらなければいけな いだとか、コミュニティ、自治会の形成とか、一つ一つこれもつくるとか、医療・介護、障がい福祉 サービス、それに付随したいろいろな施設、特養とか、グループホーム、さまざまここに書いている。 この中で私としてはずっと聞いていて、今、大介護時代だ。まさに介護から切り離して考えられない この地域に、一つモデル的な地域になっていくわけだ。そのことを考えたときに、日本でこういう福 祉コミュニティエリアというエリアをつくること自体、そんなに多くはないと思うけれども、先進事 例もあるということだ。ただもう一歩何か特徴、函館のこの福祉コミュニティエリアには、例えばだ が、介護会館とか、介護センターがあると。そこでは例えば、介護予防大学が行われるとか、介護職 につく人たちがスキルアップできていくとか、そういうような、せっかくこういうエリアをつくるの で、何か例えば町会館に地域活性化事業、介護保険制度、予算が使えて、そういう特徴をもう一つ何 か出せないのかという感想を持った。特養、グループホーム、さまざまつくるけれども、また人も住 むとかあるけれど、もう一つ函館にできたここのエリアにはこれがあるというような、今言った介護 センターとか会館とか、まだふわっとしたものだけれど、もう一つ何かつけられたらいいという感想 を強く持ったが、どうか。

○保健福祉部参事3級(桐澤 睦巳)

・ その辺は、ここに書いてしまうと、それが答えになって競争にならなくなる。それは民間事業者の 提案のなかで、うちはこれがポイントなんだ、これが特徴なんだというのが評価されると出てくる話 かと思う。

○池亀 睦子委員

・ ただ、一般の事業者からそういう発想はなかなか難しいと思う。ヒアリングの段階でこういう考え もあるとか、事業としてはなるものではないので。介護職員の方からよく声をいただくのは、やはり 現場は大変厳しいと、精神的にも。また、入所されている方たちの対応のスキルアップをなかなかし ていけない現状にある。今後ますます、2025年を見据えたときに、現実として大介護時代があるので、 しっかりその辺もなかなかここで答弁するのは難しいと思うけれども、そういう方向性も一つ、何か 介護職員とか、介護ということをもっと市としても捉えて行けるような流れもあるといいというのを すごくこれを見て、ここでないとつくれないのではないかという気もする。もう答弁はいい、一応意

(15)

見として申し上げておく。

委員長(日角 邦夫)

・ 発言を終結する。

・ 理事者におかれては、本日の議論を踏まえ、今後の対応を進めていただきたいと思う。

・ ここで、理事者は御退室願う。

(保健福祉部 退室)

・ 議題終結宣告

(2) 子ども・子育て支援新制度における子ども・子育て支援について

委員長(日角 邦夫)

・ 議題宣告

・ 本件にかかわっては、学童保育の標準モデルについて現在、市で策定作業が進められており、案が でき次第、当委員会にお示しいただく予定となっていることから、案が示されたら、調査の進め方に ついて、改めて御相談させていただきたいと思う。

・ ほかに本件について、今後の調査の進め方等、各委員から何か御発言あるか。(なし)

・ それでは本件については学童保育の標準モデルの策定にかかわる市の動向を見ながら、引き続き調 査を行いたいと思うが、よろしいか。(異議なし)

・ お諮りする。ただいま決定した閉会中継続調査事件については、先ほどの理由をもって、議長に申 し出たいが、これに異議あるか。(異議なし)

・ 議題終結宣告

(3) 人工内耳体外機器に関する助成について

委員長(日角 邦夫)

・ 議題宣告

・ 本件については人工内耳体外機器に関して、他都市の助成の状況を調査することが確認されていた ことから、先日、正副で資料を調製し各委員にお配りした。資料は、平成25年9月に和歌山市が行っ た中核市を対象とした人工内耳体外機器の買い替えに関する調査結果を参考に調製した。中身につい ては御覧のとおりだが、この資料を踏まえ本件について各委員から御発言あるか。板倉委員。

板倉 一幸委員

・ 我々に残された時間は大分少なくなってきたと思う。調査をする時間的な余裕があまりないだろう と思うので、本件については、陳情も出されていたけれども、市長も子供さんのことについては助成 を検討するようなことをおっしゃっていたが、大人の対象者もいるので、できれば私としては正副委 員長におまかせしたいと思うけれども、委員会として市にその辺の配慮を行っていただけるように要 望していただきたいと思う。

委員長(日角 邦夫)

・ 委員会として、市に要望ということだ。ほか御発言ないか。市戸委員。

(16)

○市戸 ゆたか委員

・ 私も一般質問させていただいて、マスコミも取り上げているこの人工内耳について、ぜひ、この委 員会で皆さんに賛同をもらって、市に、市長にでもいいけれど、担当部局にでもいいけれど、きちん と助成してほしいと伝えていただきたいという思いはある。あるけれども、先ほど言ったように子供 だけじゃなくて、社会人になった方も抱えている問題は同じだと思っている。仕事しながらでも故障 もするし、落としたりして、すぐに体外器替えなきゃいけない実態があるので、子供だけに限らず、 社会人に対してもきちっと助成すべきだという思いではいる。ただ、ほんとに時間がない中で、調査 もしようと前回委員会として決めたが、意見として、部局のほうにこういう民生常任委員会で意見が あったということを私は伝えてほしいなと思うが、助成をする必要があるのではないかということも 含めて、伝えていただきたいと思う。

委員長(日角 邦夫)

・ ほか御意見ないか。北原委員。

○北原 善通委員

・ 気持ちはずいぶんわかる。私も、耳、少しじゃなく大分遠くなっているからわかるけれども、まだ、 これから改良されてくると思う。今飛びついて助成とかというよりも、もう少し待ってみたらいかが か。私は助成するのはもっと先になる、ちょっと早過ぎるという感じはする。

委員長(日角 邦夫)

・ ほか御意見はないか。(なし)

・ 委員長としてだが、1月から調査し、精力的にと思っていたが、なかなか現実、十分な調査をした かといえば、十分な議論をする場が提供できなかったと思っている。そういう中で、先ほど板倉委員 さらには市戸委員から何らかの形でという思いは十分にわかるけれども、逆に、きちっと最後まで議 論しない中で、そういうことを委員会名で出しても、逆に、不誠実とは言わないが、ちょっとまだま だ十分じゃないのではないかという思いだ。資料から見ても、各市の公費助成の状況、まちまちだと いうことがわかった。地域によって格差が生じていること、国の障がい者に対する支援機器の支給制 度について調査研究、もっともっと必要だと思う。そういう意味では、結論つけないで今後も調査し ていきたいという考えだが、どうか。

板倉 一幸委員

・ 私は実際に困ってる方が今、現存することを配慮して、そういった検討をしてほしい、要望をして ほしいということだが、憶測で言わせていただくと、あと調査をする回数が果たしてあるのかどうか という現実的な問題があるので、もしそういった調査が現実的に不可能な場合には、委員会としてこ ういうような議論があったということを次の委員会にお伝えいただくということで、それは次の委員 会が・・・

委員長(日角 邦夫)

・ 次の委員会っていうのは新たな。

板倉 一幸委員

・ 改選後の委員会に伝えていただくということで、改選後の委員会がどう判断されるかはもちろんそ

(17)

れは委員会の判断だけれども、ということであれば委員長の今のお話しには賛成と思う。

委員長(日角 邦夫)

・ ほか御意見あるか。市戸委員。

○市戸 ゆたか委員

・ 今、板倉委員が言った次の委員会にきちんと引き継いでいただくということであるならば、私も了 解する。委員長におまかせしたいと思う。

委員長(日角 邦夫)

・ ほかないか。

○佐古 一夫委員

・ 次の委員会に引き継ぐのであればっていうのが・・・

委員長(日角 邦夫)

・ 引き継ぐというか、こういう経緯・・・

○佐古 一夫委員

・ どういうふうに具体的に引き継げるのか。

板倉 一幸委員

・ ものとしてはたぶん引き継げないと思う、一回ここで終わるので。だからこういう議論があったと いうことを。

○佐古 一夫委員

・ せっかく市戸委員が引き継ぐのであればっておっしゃってるのに、引き継げないものを、この委員 会で引き継ぎますと言って終わらせるわけにいかない。だめなものはだめ。間に合わないものは間に 合わない。委員会の意見は賛成意見に取られる可能性も高い、審議未了だから。それなりの、今委員 長がおっしゃってるようなそれなりのけじめはつけないと。どうしてもと言うなら、継続でも何でも いいが。

○北原 善通委員

・ はっきりしないといけない。

○佐古 一夫委員

・ その辺は委員長おっしゃるように明確にしないといけない。

○北原 善通委員

・ イエスかノーかしかない。

○佐古 一夫委員

・ ただ、玉虫色で明確にしたら、市戸委員に対して失礼になるから。

委員長(日角 邦夫)

・ ほか御意見ないか。池亀委員。

○池亀 睦子委員

・ 私も委員長の御意見のとおり、継続でお願いしたいと思う。

○北原 善通委員

(18)

・ 継続にしたって流れるけれども。

○池亀 睦子委員

・ せめて。

○佐古 一夫委員

・ 今は、今日はか。

○池亀 睦子委員

・ はい。

委員長(日角 邦夫)

・ 実質、審議未了というか、改選期迎えるのでそういうことになる。

○佐古 一夫委員

・ 市戸委員、そういうことでよいか。

○工藤 恵美委員

・ 市戸委員の捉えたことは違う。

○佐古 一夫委員

・ 違う。

○市戸 ゆたか委員

・ 前の改選期でも、いろいろなこういう議論があって、いろいろなことが審議未了で終わってしまう ことがあって、だけども、ここだけはしっかり次の民生常任委員会で、例えば人工内耳のこの調査を 引き続き行ってほしいということを伝えると、次の民生常任委員会で判断してもらうということは不 可能なのか。

○佐古 一夫委員

・ だって、伝える人いなくなってしまう。

○北原 善通委員

・ 次の委員会は次の委員会。今はやっぱり、はっきりしたほうがいい。はっきりすべき。

○佐古 一夫委員

・ 継続なら継続でも。

板倉 一幸委員

・ 前にやったと思う。

○工藤 恵美委員

・ 約束しないことだ。継続は継続でいいから。

委員長(日角 邦夫)

・ 委員長とすれば、いろいろな御意見あるけれども、継続という形にしたいと考えているけれども、 これで確認したいと思うがよろしいか。(はい)

・ それでは本件についてはそのように確認したい。引き続き調査ということ。

・ お諮りする。ただいま決定した閉会中継続調査事件については、先ほどの理由をもって、議長に申 し出たいが、これに異議あるか。(異議なし)

(19)

・ 議題終結宣告

3 その他

委員長(日角 邦夫)

・ 各委員から何か御発言あるか。(なし)

・ 散会宣告

午後5時00分散会

参照

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